Ｒ（ロボティック）Ｐ（プロセス）Ａ（オートメーション）/Robotic Process Automationの略です。
ロボティック＝パソコンの中のソフトウェアロボ
プロセス＝業務
オートメーション＝自動化
つまり、パソコンの中の業務をソフトウェアロボが自動（ルールを基に）で動き、動作させるという意味です。
もっと簡単に言うと・・・
日々、あなたが行っている業務（メール確認、メール送信、取引先からの添付ファイルからの見積もり作成、請求書作成などなど）をソフトウェアロボがあなたに代わって、自動的に処理をしてくれる夢のようなツールです。
ただし、自動的とは、勝手に空気を読んで、良しなに処理をしてくれるわけではなく、業務のオペレーションを記憶させて実行させるマクロのようなイメージです。
ルールを教えて、ルール通りに動作するツールです。
ＲＰＡはロボなので、８時間勤務ではありません。２４時間３６５日動くので、効果的な業務処理が行えます。
RPA導入のメリット
単純作業の自動化
単純な作業を社員がやる必要がなくなり、もっと重要で崇高な業務に従事出来るようになります。
ミス防止
ルールに沿った自動化なので、操作ミスや認識の違いによるミスがゼロになります。
２４時間稼働で生産性の向上
人の場合、８時間労働ですが、２４時間３６５日の稼働なので、単純に計算しても３倍です。
土日も稼働出来る業務であれば、さらに生産性は向上します。
人手不足の解消
単純な作業をアルバイトやパート・派遣を雇ってやって頂くが、人手不足でなかなか良い人材が集まらないケースがありますが、ロボにやって貰えるので人材手配などすべて不要です。
RPA導入のデメリット
ルール変更に対する柔軟さは無い
ルールに従って自動的に動くだけなので、ルールが変更になった場合、エラーで終了してしまいます。
常に管理者を置き、ルール変更に伴うロボットの修正が必要になります。
費用対効果が薄いケースがある
RPAは安いツールではありません。購入前にはどの業務が自動化でき、いくらの費用が削減でき、いくらのコストカットが可能かを見極めて導入する事がとても大事です。
２４時間稼働の裏
メリットで２４時間稼働と書きましたが、夜中誰も居ない所でエラーになる事もあります。
エラーがクリティカルなケースは即時修正、即時再実行が必要になりますので、やはり管理者を置き、ロボットの監視などを検討する必要があります。
ロボットの見直しが必要
作ったロボットは正常に動きますが、動かす先のシステムやWEBページの修正や改善によってロボットはエラーになります。
常に動かす先のシステムやWEBページの修正や改善を捉える必要があります。
